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今月のTOPIC S
- 最低賃金引上げ 厚生労働省、全国の答申状況を公表
- 長時間労働が疑われる事業場に対する令和5年度の監督指導結果
- 令和5年度雇用均等基本調査の結果
- 資金移動業者の口座への賃金支払(賃金のデジタル払い)における資金移動業者の指定
- 労働安全衛生関係 一部の手続きの電子申請義務化
⒈ 最低賃金引上げ 厚生労働省、全国の答申状況を公表
厚生労働省は令和6年8月29日、都道府県労働局に設置されている地方最低賃金審議会が答申した令和6年度の地域別最低賃金の改定額(以下「改定額」)を取りまとめた。改定額および発効予定年月日は以下の表の通り。
これは、令和6年7月25日に厚生労働大臣の諮問機関である中央最低賃金審議会が示した「令和6年度地域別最低賃金額改定の目安について」などを参考として、各地方最低賃金審議会が調査・審議して答申した結果を取りまとめたものである。20都道府県で目安額通りの改定となり、27県では目安額を上回る 51~84円の引上げとなった。10月以降順次発効される予定。
(出典 厚生労働省)
【厚生労働省】
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42150.html
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⒉長時間労働が疑われる事業場に対する令和5年度の監督指導結果
厚生労働省は、令和5年度に長時間労働が疑われる事業場に対して労働基準監督署が実施した、監督指導の結果を取りまとめ、監督指導事例等と共に公表した。
この監督指導は、各種情報から時間外・休日労働時間数が1か月当たり80時間を超えていると考えられる事業場や、長時間にわたる過重な労働による過労死等に係る労災請求が行われた事業場等を対象としている。
対象となった26,117事業場のうち、11,610事業場(44.5%)で違法な時間外労働を確認したため、是正・改善に向けた指導を行った。なお、このうち実際に1か月当たり80時間を超える時間外・休日労働が認められた事業場は、5,675事業場(違法な時間外労働があったもののうち48.9%)であった。 令和5年4月から令和6年3月までの監督指導結果のポイントは以下の通り。
(出典 厚生労働省)
【厚生労働用HP】
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41656.html
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3. 令和5年度雇用均等基本調査の結果
厚生労働省は、令和5年度雇用均等基本調査の結果を取りまとめ、公表した。
雇用均等基本調査は、男女の均等な取扱いや仕事と家庭の両立などに関する雇用管理の実態把握を目的に実施している。令和5年度は、全国の企業と事業所を対象に、管理職等に占める女性割合や、育児休業制度の利用状況などについて、令和5年10月1日現在の状況を調査した。
女性管理職等を有する企業割合は、係長相当職以上の女性管理職等を有する企業割合を役職別にみると、部長相当職ありの企業は12.1%(令和4年度12.0%)、課長相当職ありの企業は21.5%(同22.3%)、係長相当職ありの企業は23.9%(同22.9%)となっている。
また、育児休業取得者の割合は、令和3年10月1日から令和4年9月30日までの1年間に、在職中に出産した女性がいた事業所に占める女性(男性の場合は配偶者が出産した男性)のうち、令和5年10月1日までに育児休業(産後パパ育休を含む。)を開始した者(育児休業の申出をしている者を含む。)の割合は、女性が84.1%(令和4年度80.2%)、男性が30.1%(令和4年度17.13%)の割合となっている。
(出典 厚生労働省)
【厚生労働省HP】
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-r05/06.pdf
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⒋資金移動業者の口座への賃金支払(賃金のデジタル払い)における資金移動業者の指定
厚生労働省は、令和6年8月9日、PayPay株式会社に対し、労働基準法施行規則第7条の2第1項第3号の規定に基づき、資金移動業者の口座への賃金支払いに関する厚生労働大臣の指定を行った。
なお、賃金のデジタル払いについては、各事業場での労使協定の締結及び労働者本人の同意が必要となる。
(出典 厚生労働省)
【厚生労働省HP】
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41528.html
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⒌労働安全衛生関係 一部の手続きの電子申請義務化
令和7年1月1日より労働安全衛生関係の一部の手続きの電子申請が義務化される。義務化される手続きは以下のとおりである。
・労働者死傷病報告
・ 総括安全衛生管理者/安全管理者/衛生管理者/産業医の選任報告
・ 定期健康診断結果報告
・ 心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告
・ 有害な業務に係る歯科健康診断結果報告
・ 有機溶剤等健康診断結果報告
・ じん肺健康管理実施状況報告
【厚生労働省HP】
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/anzen_eisei/denshishinsei.html
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編集後記
いまだに厳しい残暑が続く今日この頃、皆様お元気にお過ごしでしょうか。先日パリオリンピックが閉幕しましたが、メダル獲得の瞬間を見ようと深夜や未明まで応援していた方も多かったと思います。日本人選手の活躍はもちろん、各国の選手が競い合い、互いに健闘を称えあうシーンがとても印象的でした。金メダル20個獲得は海外で開催されたオリンピックでは史上最多で、後世に語り継がれる大会になったのではないでしょうか。大槻事務所ではこれからも皆様の会社が目標を達成できるよう精進してまいりますので、何かございましたらお気軽にご相談ください。
【馬場順也】
【発行元・お問合せ】
社会保険労務士法人大槻経営労務管理事務所
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